システム・IoT機器開発実績
雨樋水位モニタリングシステム
| システム分類 | 監視システム |
| 業界 | 鉄道 |
| 対応した領域 | 回路設計、基板設計、マイコンボード開発、クラウドサーバー開発、Webアプリケーション開発、ファームウェア開発、筐体設計・製作 |
| 対象OS | Linux |
| 対象言語 | C、PHP、JavaScript、HTML、CSS |
お客様の要望・課題
雨樋の溢れをモニタリングし、各サービス拠点にリアルタイムで雨水情報を提供するシステムの開発事例です。
当事例では、企画段階から参画し、コンサルティング・企画、要件定義を当社にて行っています。また、回路・基板設計といったハードウェア設計、組み込みソフト開発、そしてWEBアプリケーションやサーバ構築・IoT機器開発まで、全体システムを当社にて開発しています。
今回は、以下の点を評価頂き、当社を選定頂きました。
①鉄道等、インフラ関係におけるシステム開発実績を多数もち、要望に基づくコンサルティング・企画が可能である点
②他の案件をご依頼いただいた際、大手企業と比較して、仕様変更といった柔軟性を評価頂いた点
③他の案件をご依頼いただいた際、大手企業と比較して、システム開発コストの低減を実現した点
④IoT機器の設計だけではなく、製造といったものづくり領域もカバーしており、複数社に依頼をする必要がなく、外注管理工数を低減できる点
開発したシステム・IoT
当システムの全体像を上図に示しています。監視用デバイスからSigFox 経由でクラウド上へ雨水情報を送信し、PCのブラウザにてモニタリングを行います。雨量データは4段階で判断しており、雨量が各基準を越えたら、監視用デバイスから通信モジュールを経由し、サーバーにリアルタイムで情報を送信しています。
当監視用デバイスについては、市販の水位センサーを使用せず当社にて開発しています。理由として、要求仕様や電源等の基本仕様に合致する水位センサーがなかったことや、有効スペースの問題で小型化を実現する必要があったから、という点があります。監視用デバイスについて、ハードウェアから組み込みソフトまで当社にて設計しています。
また、監視用デバイスからの情報はWEBブラウザによりモニタリングします。監視用デバイスからサーバに至るインターフェース設計、クラウドサーバーの開発、モニタリングを行うWEBアプリケーション・ファームウェア開発といったシステム領域も当社にて開発しています。
当雨樋水位モニタリングシステムですが、IoT機器である監視用デバイスの据付や配線作業、調整・立ち合いも当社対応です。IoT機器・システム開発を社内にて行い、現地据付・調整までを当社にて行うことで、お客様の要求仕様に最大限応えることができるとともに、外注によって生じるコスト上昇・リードタイムの長期化もなく、当社の一つの強みとなっています。
組み込みシステム・IoT機器開発.comを運営する山勝電子工業は、IoTシステムやIoT機器の受託開発を行っています。当雨樋モニタリングシステムでは、企画・要件定義から設計・製造、現地据え付けまでを一貫対応することで、お客様の要求仕様にお応えすることはもちろん、コスト・納期といった課題を解決しました。IoTシステムやIoT機器の開発委託先をお探しの皆様、お気軽に当社にご相談ください。
